本堂

本尊薬師如来、脇仏十一面観世音菩薩、阿弥陀如来を奉安し、順拝者及び一般信徒の祈祷・勤行の殿堂。

山門

今から約200年前に建立された総欅造。町の文化財で天井の方位盤は有名である。元禄2年(1689)の寂本四国遍礼記の中に出ている。仁王像は下久家の大工の作である。現在の額は高野山第401世座主の筆のよるものである。

大師堂

慶応2年(1866)に再建されたものを昭和29年に修復し、老朽が著しくなり、平成4年7月に改築に着手、平成5年3月に内陣荘厳され完成する。弘法大師尊像・脇侍に不動・愛染明王を祀り、回廊には四国八十八ヶ所の御土砂を敷き、大師一代の尊像を安置している。

宝聚殿八角堂

本尊文殊菩薩・弁財天。当山に伝わっている宝物を収納展示すると同時に、学業成就・受験祈願のため、文殊菩薩を祭祀されている。大師堂と同時に完成した。

信徒会館


心経宝塔


弘法大師が平城天皇の御病気平癒のために般若心経の御祈祷をなされた古事により、全国の大師信者の方々の写経奉納により昭和53年に建立された。地下室には御順拝者の写経が奉納されている。内部には般若菩薩を奉安している。

八体仏十二支守り本尊


四国霊場順拝者のご希望により十二支守り本尊を彫刻し、お水を掛けて自分の願いを成就する。八体の本尊が昭和53年に完成。たくさんの方々が参拝しています。

観自在菩薩像


平成10年開眼。寺名にちなんだ菩薩像で、大慈悲心を以って人々の苦しみを除く仏である。

五輪の塔


平城天皇御廟伝説となった遺髪塚である。薬子の乱によって落髪された天皇をしのび、伊予親王の関係で、当地方から出ていた女官が建立したものと云われている。

天皇の松


平城天皇御手植えの松と伝えられた古木であったが昭和19年の台風で倒れた。その切り株の中に昭和天皇の御手植を頂き名残を残している。

芭蕉の句碑

「春の夜や 籠人ゆかし 堂の隅」

中将藤原実愛卿の筆により、俳句界の草分け岡村呉天翁が天保15年(1844)に建立したものです。